日本人である私たちにとっても

まるで知らない独自の世界観、文化が

日本には深く根付いているということに気付かされ、深く心から感動しました。

現代で生きる日本人の私たちにとって

当たり前になった資本主義、消費主義の世の中で

ものすごいスピードと

見えない不安感とプレッシャーの中で過ぎ去っていく毎日。

そんな私たちに

"日本"という土地に根付いた

長く続いてきた日本人の遺伝子レベルに刻まれている心の在り方を呼び起こさせて訴えかけてくるメッセージがあります。

フランス出身のぴーちゃん、中国出身のけいちゃんによって映し出される日本の姿は

我々日本人が見過ごしている日本人にとって大切にしていた文化の素晴らしさと深みを感じさせてくれます。

日々の暮らしや将来に漠然とした不安や焦りを感じる若者はもちろん

全ての世代の方々に

日本人としての大切なこと、暮らしの形を考えさせられる映画です。

日本人であれば必ず何かを感じさせられる「わらにほん」。

ぜひ一度ご覧になることを強くお勧めいたします。

 インド仏教僧侶/自然農実践者/独立系FP 砂田沙弥龍 

観客の感想

日本に住んでいる僕らからは見えにくくなってしまった、日本の奥にひっそりと佇む美しくて眩い日本の欠片たち。次々にパズルのピースのように繋がり、心の奥の懐かしい何かを蘇らせてくれるリアルドキュメンタリー。

よろずクリエイター 竹本泰広

東京という消費社会、競争社会のど真ん中で育って、ずっと心の中に寂しさや孤独を抱えていたけれど、その対極を体現して生きている人たちの存在が、ぴーちゃんとけーちゃんの愛ある、暖かな眼差し通して映し出されていて、すごく心が暖かくなったし、大きな安心感を感じました。

大学生 花堂瑞季